元の場所へ戻り神通川の主になった杉
どんな伝承か
岐阜県大野郡丹生川村の津島神社には杉の大木がある。あるとき、この木を伐ることになった。ところが、きこりがいくら伐ってもコッパは一夜のうちに伐り口へみなくっついてしまう。今度はコッパを燃やしてしまい、ある所まで運んだが、伐った木はもとの場所へ戻ってしまう。何度運んでも同じであった。仕方なくその木でトヨを造ったところ、大水害になって流されてしまった。そのトヨは流れ流れて神通川へ行き、今でも神通川の主になっているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)