池子の遺跡と広葉樹林を守る市民
どんな伝承か
池子弾薬庫は昭和の初めに軍が接収した場所である。その後は米軍が居すわり、ベトナム戦争中は盛んに使用された。その間には大爆発もあって、市民はいつも恐怖であった。戦後その跡は遊休化していたが、昭和五八年に米軍住宅を建築すると発表された。全面返還を信じていた市民が立ち上がった。池子には縄文・弥生から近世にかけての遺跡があり、三〇〇万年前には地底にあったというシロウリ貝化石も出る。学者は残すことに最大限の努力をすべきだと答申したが、遺跡が大量に露出していた所から工事が始まった。関東でも広葉樹林が最も広くある場所で、青サギが飛来し狸もいるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)