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ほら吹きの嫁が身を投げた嫁ヶ淵

所在地岩手県気仙郡住田町下有住(嫁ヶ森)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典住田町史 第6巻 (民俗編)

どんな伝承か

下有住の淵の上という家に、ほら吹きで村中に知られた口達者な若者がいた。日本一の美人を嫁にすると言って村を出た彼は、数か月後に本当に京の美しい娘を連れ帰り、村人は珍しがって見物に押しかけた。だが嫁が、橋を十七渡る広い土地、馬千匹、陸奥一の景色といった約束の中身を尋ねると、十七日に渡った橋、裏山の馬捨て場の骨、寝ながら屋根越しに見える星だとはぐらかすばかりだった。嫁はそれきり何も聞かず、遠い都の父母を思って泣き暮らし、冬のある日、家の前の川の淵に身を投げた。以来その淵は嫁ヶ淵、あたりは嫁ヶ森と呼ばれるようになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

住田町史 第6巻 (民俗編)(住田町史)

『住田町史 第6巻(民俗編)』は、岩手県気仙郡住田町の町史の民俗編から、伝説の節を抜き出したものである。地名・石や岩や水・長者や旧家・社寺や祠堂の四つに分けて、山姥のような老婆と和尚の大股・小股、石にされた姥、河童の頼んだ手紙、櫃割長者の大蛇、座敷わらしなどの言い伝えを収める。世田米・上有住・下有住の集落や山に結びついた話が中心である。

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地名由来身投げ

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