旅の僧が入定したようけい塚
どんな伝承か
牧布施にあるようけい塚は、ようけいという旅の僧が生きたまま入定したことから名付けられたと伝わる。ようけいは地面に穴を掘って中へ入り、村人に蓋をして土をかぶせてもらった。息ができるよう竹の管を通し、三十一日のあいだ鈴を鳴らして経を読み続け、ついに入定を遂げたという。塚に上ると罰が当たるとされる。塚の南にはニュウドウゾリという地名が残り、塚へまっすぐ道が通じている。これは入定通りの意で、当時近郷の人々が絶えず参った跡だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
望月町誌 第2巻 (民俗編)(望月町誌)
『望月町誌 第2巻(民俗編)』の伝説の節を抜き出したものである。旧望月町(いまの佐久市)の集落ごとに、植物・石・清水と池・岩穴と塚・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・稲荷・動物・巨人・化け物・禁忌・カッパ・地名の伝えを並べる。望月の駒と生駒姫、梅円坊の化け物退治、彦狭島王の王塚、長者原の長者、ゴマを作らない村々の言い伝えなどが見える。