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乞食から授かった病を治す珠

所在地山形県南陽市(石転坂)
年代伝承(口承)
登場高橋道四郎、行者(宥明上人)
出典南陽市史 民俗編

どんな伝承か

明治の頃、吉野に高橋道四郎という人がいた。ある日、上山から葡萄山、赤山を経て石転坂へ向かう途中、大きな岩の前に一人の乞食がいた。坂の上まで背負っていってほしいと頼まれ、言われるとおりにしてやると、乞食はどんな病でも治せる珠だと言って、道四郎に一つの珠を授けた。その後、道四郎は病に苦しむ人を救うため全国を巡り歩き、自ら宥明上人と名乗った。しかし自分のためにその珠を使ってしまったので、珠は消え失せたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

南陽市史 民俗編

『南陽市史 民俗編』の伝説の節を抜き出したものである。山形県南陽市の白竜湖の由来と東正寺の僧の話、金沢の三坂(七両坂・泣坂・薄雲坂)、猫の宮の猫、二色根薬師、赤湯温泉の起こり、吉野の大黒岩と千人塚、珍蔵寺の鶴、三堀観音などを収める。置賜盆地の湖と温泉と山の寺にまつわる伝えが中心である。

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