掘り返された将門首塚の祟り
どんな伝承か
千代田区大手町一丁目に平将門の首塚がある。関東で朝廷に反旗をひるがえした将門は天慶三年二月に討たれ、首は京の河原にさらされた。ところが首は夜ごと歯をむき出し、体はどこかと叫んで戦いを求めたと伝わる。ある夜には空を飛んで武蔵の田に落ち、怪しい光を放った。驚いた領民が祠を建てると霊験があり、その田を神の田と呼んだのが神田という地名の由来だともいう。一九二三年、大蔵省の仮庁舎を建てるため塚が掘られたが石室は空だった。工事に関わった大蔵大臣ら十四人が相次いで亡くなり、将門の祟りと噂された。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。