湯船で煮えた住人と借り手のない家
どんな伝承か
松本市宮淵町の閑静な住宅街に、借り手のつかない空家がある。タイヤ販売業を営む米田三四郎(仮名)が建てた借家で、新築間もないころ二二歳の山川文節子(仮名)に貸した。ある日、風呂場から一日中湯気が出ているのを不審に思った米田が合鍵で入ると、浴槽に湯が三〇センチほど残り、肉がぐらぐらと煮えていた。犬の餌かと思った瞬間、湯気の下から髪と頭蓋骨が現れた。警察は入浴中の心臓発作による事故死とし、十数時間煮つめられて骨と髪だけになったとみたが、右足のすねの部分だけは発見されなかったという。
原典より
滋賀県血に染まった赤い石湖底から縄文、弥生時代の遺跡品 コロリ寺の伝説◆神の島・竹生島◆四高ボート部の悲劇京都府この世とあの世の境界 毎夜踊り狂う舞子の霊京都最大の心霊スポット「三日天下」光秀の怨念霊◆将門霊を供養する「…—— 心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。