竹生島の火柱と湖を渡る白蛇
どんな伝承か
琵琶湖に浮かぶ竹生島は周囲二キロ、高さ百二十メートルほどの島で、竹や杉、松の自然林に覆われ、古くから「神の島」として島そのものが信仰されてきた。都久夫須麻神社では、願いごとを書いた小皿を湖に向かって投げる厄除けの皿投げが行われている。著者はこの島の周りに伝わる不思議な話を六つ選んでおり、その初めの二つが次の話である。毎年お盆になると島の近くの湖上に数メートルもの火柱が立ち、岸辺の人々は恐れて見ないようにしているという。また岸から船で二十分ほどかかる湖面を白蛇が泳ぎ渡るといい、島の人々は神の使いとして崇めている。
原典より
竹生島は、琵琶湖に浮かぶ周囲二キロ、海抜一二〇メートルの島で、全島が竹、杉、松の天然林におおわれた仙境である。—— 心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・2000年(平成12年))
『心霊大全――20世紀の超自然現象世界』は、中岡俊哉が二〇〇〇年(平成十二年)に著し、ミリオン出版から刊行した超常現象の総覧である。日本各地と世界各国の怪奇現象・伝説・心霊の地を県別・国別に紹介し、心霊写真・自動書記・憑依などの心霊現象、臨死体験と輪廻転生、透視・念力などの超能力、手かざしの治療を解説する。全六章から成り、巻末に著者インタビュー、著書・ビデオ作品一覧、あとがき、著者略歴を付す。