本間家の呪いと絵
どんな伝承か
昭和三十九年十一月、下男の源兵が床下から古い甕を掘り出し、鮮血で描かれた百年以上前の自画像を見つけた。絵は寺でお祓いを受けたが手遅れで、昭和四十一年三月、当主英男は「絵を見つけてくれたが手遅れだったようだ」と源兵に漏らし、この二十一年思い出したくもない出来事が続いたと初めて語った。まもなく本間家は全滅したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
恐怖の事実と悪霊を除く法-本間家の話(中岡俊哉・1976年(昭和51年))
『恐怖の事実と悪霊を除く法-本間家の話』は、中岡俊哉が一九七六年に著した『悪霊があなたを狙う』(双葉社)のうち、まえがきと目次、第一話「“幽霊屋敷”悪霊のたたり」を収めたものである。千葉県館山市上野原の網元本間家で、娘の神隠しを発端に一家が絶えるまでの出来事を、元下男の源兵じいさんが著者に語った聞き書きの形で記す。目次によれば原本は悪霊憑依の実話十一話を二部に分け、終わりに霊魂の存否と悪霊対策を論じる章を置く。