離森の長者屋敷で笑う女
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どんな伝承か
離森の長者屋敷には、この数年前まで燐寸の軸木の工場があった。その小屋の戸口に、夜になると女が伺い寄ってきて、人を見るとげたげたと笑った。淋しさに堪えられず、ついに工場は大字山口へ移された。その後また同じ山中に、枕木の伐り出しのために小屋を掛けた者があったが、夕方になると人夫がどこかへ迷い行き、帰ってきた後は茫然としていることがたびたびあった。そういう人夫が四、五人もあり、その後も絶えずどこかへ出て行くことがあった。彼らが後に言うには、女が来てどこかへ連れ出すのだという。帰ってからは二日も三日も物を覚えていなかった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。
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遠野市の伝承
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