土用ごとに四十九匹に殖えるゲドー
どんな伝承か
島根県鹿足郡の日原町では、ゲドーと呼ばれる憑きものの動物はモグラに似た姿をしていて、口が縦に裂けているといわれる。そして春夏秋冬の土用がめぐってくるたびに、一匹が四十九匹にまで増えるとされている。
原典より
* イヌガミの正体* オサキの正体* 蠱道との類縁* 憑きものと性* 憑きもの落とし* 憑きものの予防* **第二章:憑きもの筋*** 結婚のタブー* 憑きもの筋の形成—— 日本の憑きもの(吉田禎吾・民俗・憑きもの研究・1972年(昭和47年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の憑きもの(吉田禎吾・民俗・憑きもの研究・1972年(昭和47年))
『日本の憑きもの』は、吉田禎吾が一九七二年に著した人類学の研究書である。キツネ・イヌガミ・オサキなどの憑きもの信仰と、それを家筋で伝える憑きもの筋を、島根・高知・大分などの村での調査事例と古記録をもとに取り上げ、アフリカやヨーロッパの邪術・妖術と比べて論じる。三章立てで、憑きものの正体と特色、憑きもの筋の形成と伝播、憑きものが村落社会で果たす働きを順に述べ、注とあとがきを付ける。