夜の海が白む海の亡霊シキ
どんな伝承か
シキとは一般に、夜の海に魚群が白くなって見えることをいう。鹿児島県の甑島あたりでは、こういうのを亡霊が魚になって尾いて来るのだと信じており、長崎県西彼杵郡の平島ではソコユウレイ、またはシキユウレイと呼んで、これに憑かれると船が動かなくなるという。これとは意味がやや異なるが、宮城県では本吉郡の大島で、漁期のことなどをシキと呼んでいる。シキとソコはもと同系の語であろうといわれる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代))
宮城の民間信仰と禁忌(宮城県史民俗編)/禁忌を破る祟りと火玉/河童・狐狸の怪/年中行事と俗信/地域の幽霊・妖怪伝承