駿河台の某家の騒霊事件
どんな伝承か
騒ぐ幽霊と呼ばれる怪事件では、霊媒となるのは多くの場合少年少女であり、その者を他へ遠ざけると怪事はすぐに止むものである、と著者は述べる。我が国では井上円了博士がこの種の事件をしばしば取り扱い、いつもこの方法で解決していた。なかでも駿河台の某家に起こり、最後には警察の問題にまでなった一件は、最も興味の多いものであるという。著者は続けて、こうした現象が霊媒の隠れた手足の動きによるのか、それとも身体に触れずに物品が動く新しい力によるのかが問題だとしている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊現象の科学(小熊虎之助・大正期(1912年頃推定))
心霊現象の科学的検証(小熊虎之助)/詐欺事件と夢のお告げ/幻覚・錯覚の心理/暗示と変態心理/迷信打破と科学的態度