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日加田の下女に蛇、執心の事

所在地山口県岩国市日加田
年代江戸期
登場下女
出典岩邑怪談録
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どんな伝承か

下女が五尺ばかりの大蛇に口を舐められる夢を見て以来心地悪く、布を洗う折に夢と同じ大蛇が現れ目がけて来た。逃げ込むと、蛇は下女の居た跡を恨めしげに見て山へ這い込んだ。

原典より

或夜、下女の夢に五尺計りの大蛇、天井より下女の口を舐んとするを見て、汗、水になりて夢さめけるが、夫より心地あしく覚へけるが、気分をおさへて明の日も起き居けるが、其日ほどに、後ろの山根に出て、布を洗ふ折ふし、上の山、さわさ…—— 岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

岩邑怪談録(広瀬喜尚(編:藤田葆/増補:今田純一/付録:静間密)・天保年間成立・明治期増補(原本明治四十三年成稿)/昭和51年(1976)岩国徴古館刊)

岩国藩士・広瀬喜尚(仁兵衛、天保頃の博識家)がまとめた郷土怪談集を核に、明治期に今田純一(散木園主人)が二十余条を増補(追加)し、さらに藤田葆が古老聞き取りの『続怪談録』・歴史的瑞兆を集めた『実事談』・幼童の変死記録を集めた『変死部』を継ぎ、巻末に静間密の怪火・投石怪五話を付録とした、岩国・錦見・横山周辺を舞台とする総合怪異録。

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大蛇下女怪異

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