フタバウシクミ(古墓・古井戸の処理)
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どんな伝承か
那覇市内の六〇代の女性ユタMさんに、フタバウシクミについて聞いた。フタバは閉じこめる、ウシクミは無理に押しこむの意だという。たとえば現在は使われていない古い墓も、葬られた人の霊には大事な拠りどころだが、場所がよいというだけでそこにホテルを建ててしまう。これをハカ(墓)フタバといい、霊たちの怨念で事業がうまくいかないとされる。同様に不要になった古井戸を埋めて家の下敷きにするのはカー(井戸)フタバで、井戸の守護神の怒りを買い不幸が続くという。すでにこの禁忌を犯した場合は、ユタの指図に従いウグワンをして心から詫び供養すれば許されるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ユタと霊界の不思議な話(月刊沖縄社・昭和(1985年・昭和60年前後))
月刊沖縄社が1985年(昭和60年)前後に刊行した「ユタ・ハンドブック」。沖縄の女性霊能者ユタ20名(実名取材8名=新垣好子・漢名光子・金城米子・玉城静子・玉寄郁子・原田貴美枝・伊識春野・諸見里よし子)への取材を、序章の体験談5話、第一~四話の問答34項目、第五話「ユタを母に持った子の手記」、伊識・金城の霊示事例、有名霊能者120人名簿、用語集で構成する。
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