昭和三十五年のこと
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どんな伝承か
昭和三十五年、松戸市の父が妹を乗せて自動車で買い物の帰り道、橋のカーブで車ごと川へ転落した。救急車が来ぬまま心臓は止まり、家族が死を覚悟する中、父は夢を見ていたという。美しい花の咲き乱れる川原に立ち、川向こうで知人たちが手招きして笑っている光景を何度も見た後、霧の中に阿弥陀如来がぼんやり浮かび、やがて姿を消すと同時に病院の白い天井が目に入った。事故から三日後にようやく意識を取り戻したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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松戸市の伝承
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