トップ > 長野県の伝承 > 川上村

危篤の夜に騒ぎ立てた五羽の鶏

所在地長野県南佐久郡川上村
年代現代
登場『信濃・川上物語』著者
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

それまで霊魂の存在を信じていなかったという長野県南佐久郡川上村の男性は、妻の妹が病気で危篤になった夜、一人自宅にいた。飼っていた五羽の鶏が突然コケッコと激しく鳴き騒ぎ、ロウソクの明かりで鶏舎を見に行くと、鶏たちは隅に身を寄せてすくんでいた。それから二時間ほどして「危篤だから来い」と知らせが入り、駆けつけると妻の妹は大きな目を開いたまま息を引き取っていた。男性はこの体験から、あれは霊魂が家にやってきたのだと今も信じているという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

種別から探す

霊魂鳥の知らせ

川上村の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』の伝承