肩にのしかかる凶事の重み
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どんな伝承か
昭和五十二年五月二十六日のことである。語り手の弟嫁・高橋千加子は霊感が強い性質なのか、身内や親戚に凶事があると肩から背に人がよりかかる重さを感じて自分で分かるという。函館に住む実父が亡くなったときも布団の上が重くて苦しかったといい、岩手の伯母が亡くなったときも朝からずっと誰かが肩に乗っているようでやりきれなかったという。夫の死の一週間ほど前からは、顔は見えないが男と分かる者が「ここが苦しい」と言って喉から胸をなでる夢を毎朝方に見た。夫が心筋炎で亡くなった後、その感覚は消えたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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