私は左官なので、島内のどこにでも行く
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
天草の本渡市(現・天草市)で左官を営む男の話。仕事で島内を回り、帰りが夜九時十時になることも珍しくない。西海岸へ行くとき公益農道を通れば旧道より三十分早いが、初めてこの道でカーブでもない所で荷台の荷が落ちた。二度目は相棒と車二台で並走中、自分の車だけライトが消えエンジンが止まり、引き返してきた相棒に引っ張ってもらった。高浜からの帰り、思い切って公益農道を走ると、三つのトンネルを越えた先に、ネグリジェ姿の女が浴衣の子供二人を連れて立っていた。そのまま走り抜けたが、帰宅すると飼犬が父にまで吠え続け、父は塩を撒いて「もどってくんなはい」と唱えて歩いた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
種別から探す
天草市の伝承
広告枠(AdSense)