本渡市の火葬場へ向かう道は…
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どんな伝承か
天草の本渡市(現・天草市)で語られる話。本渡市の火葬場へ向かう道は、今は舗装され立派になったが、昔はひどいでこぼこ道だった。ある時、タクシーの運転手が「通りたくないが近道だし」と思いながら行くと、小雨の中に女が三人立っていた。乗るだろうと思い徐行して「乗るか」と聞くと首を振る。おかしいなと思いそのまま進み、ふと後ろを振り向くと、三人の姿はどこにもなかった。驚くと同時に車ががくんと揺れ、運転手はいわゆる鞭打ちになって困った。長い間、火葬場へ行く道では幽霊に遭うと噂されていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)
松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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