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死んだ子と同じマス手の赤ん坊

所在地大阪府大阪市中央区
年代昭和五十六年
登場奥村隆彦
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

大阪市東区船場での話。語り手の母は二年前に八十六歳で亡くなったが、その母の子供の頃のこと。近所の親が子供を亡くしたその日に、少し離れた所に赤ん坊ができた。死んだ子とよく似た上に、同じマス手であった。マス手とは左右の手の筋が全く同じか、あるいはほぼ等しいもので、運勢が大変よいといわれる手相である。それで生まれかわりと信じ、自分の子のように行き来して可愛がったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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# 生まれかわりさまざま手相

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