死神の美人に木津川へ誘われた婦人
どんな伝承か
一身上の苦悶から自殺を図り催眠で制止された下婢深見某の前に、数日おきに異様な服装の美人が現れ「美しい所へ案内する」と手を引き、ある晩は百花咲く谷と見えたのが実は木津川で、危うく投身する寸前に美人も消え河畔に佇んでいた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
観念は生物なり(福来友吉・心霊・念写研究)
『観念は生物なり』は、福来友吉が著した心理学と心霊研究の論集である。観念と身体の関係、潜在精神と病気、夢、プランセット(自動書記)、狐憑病の伝染や尼寺のヒステリー、宮本武蔵の剣道などを論じ、明治四十三年以来十年間に接した御船千鶴子・長尾郁子・三田光一ら八人の通力者の透視と念写の実験を報告する。「観念と身体この関係」から「生命学と心霊研究」までの十四篇を収める。