雲に乗せて外国へと告げた老女
どんな伝承か
昭和三十四年十一月二十二日、著者が荒井さんと並んで祈っていると、霊言で「雲に乗って外国へ行かせてあげます」という言葉が出た。間もなく八十四、五歳の石浦さんという人が訪ねて来て、部屋に入るなり、今日はあなたを雲に乗せて外国へ連れて行ってあげますと言ったので、著者は本当に驚いた。石浦さんのそれは催眠術だった。続いて手にした基督教神霊会の『原理解説』に、キリストは東方の日の昇る国から雲に乗って来るとあり、長年不思議に思ってきたことが残らず書かれていたので、著者はすぐ神に伺った。地蔵の印二十万体を川や海へ流してきた行が芽生え、世界が雲となって浄められつつあるのだと告げられたという。
原典より
すると間もなく、当時八十四、五歳になる石浦さんという方が見えて、室に入るなり「今日は貴女を雲に乗せて外国へ連れて行かせてあげます」といわれて本当に驚いてしまったのです。—— 心霊の開発 ― 神のしくみ(福田倉子・心霊修行・霊媒・1966年(昭和41年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊の開発 ― 神のしくみ(福田倉子・心霊修行・霊媒・1966年(昭和41年))
『心霊の開発 ― 神のしくみ』は、千葉で浄霊真手道場を開いた霊能者の福田倉子が、自らの霊的体験をまとめた本であり、昭和四十一年一月付の跋文を付す。気合術や法華行者・身延山の上人のもとでの修行、千鳥会の降霊会、霊媒として死霊や生霊、動物霊に向き合った事例、真手による浄霊と天福地蔵尊の由来などを記す。第一部「心霊へのみち」から第五部「神のしぐみと使命」までの五部に分け、あとがきと坂田武俊の跋文を置く。