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十七年に七人を失った笠井家の夭死

所在地岡山県岡山市中区福泊
年代幕末〜明治四年
登場笠井吉夫、笠井勘太郎、笠井吉夫と一家、手記の筆者・体験者、明治四年に卒中で急死した父
出典近代日本霊異実録

どんな伝承か

笠井吉夫の手記による。上道郡富山村大字福泊の笠井家では、明治四年に十五歳で四十六歳の父を瞬時に失ったのを最後に、それより遡る十七年の間に七名の家族が次々と死んでいった。しかもその多くが頓死であった。兄弟九人のうち姉が二人、弟が三人、合わせて五人が死去し、そのうち姉の一人が十七歳で死んだのを除き、残る四人は皆五歳以下で夭折した。十七年間に七人といえば平均二年五か月ごとに一人ずつ欠けた勘定で、世間からも「笠井の家にはどうしてあんなに夭死が絶えんのじゃろう」と評判されたという。

原典より

世間の人々からも、「笠井の家には両親も丈夫で、子供さんたちも皆壮健に生まれたのに、どうしてあんなに夭死が絶えんのじゃろう」などと評判されたほどであります。—— 近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・1966年(昭和41年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・1966年(昭和41年))

『近代日本霊異実録』は、笠井鎮夫が著して昭和四十一年に昭森社から初版を出した、幕末から近代の神憑りと霊異の記録で、ここに収めるのは昭和四十八年に山雅房から出た複刻版である。金光教・黒住教・天理教・大本の教祖の神憑り、井上正鉄の求道、宮地常磐・堅磐父子や河野至道の神仙譚、天狗の弟子寅吉の話、長南年恵の奇跡などを、手記・写本・旧著を引いて語る。全十二録からなり、第一録には金光教に入信した著者の父の手記を収め、巻末にあとがきと著者略歴を置く。

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