臨終の弟を迎えに来た姉の霊
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どんな伝承か
北海道胆振国久保内の佐藤ひな子の手記による。弟の病は一進一退で、秋が来ようとするころには医師も、もはや一ヵ月はむずかしいと宣告した。意識ははっきりしていたが視力が衰えていったころ、残暑の厳しい日に、弟が突然おはらいをしてもらおうと言い出した。女の子がしきりに出てくるというのである。どんな服装かと母が聞くと、黒地に小花模様の元禄袖の着物だとはっきり答えた。近所の神をおろす人のところへ行くと、それは母の子、すなわち姉に当たる子だという。母によれば、その子は誕生も来ないうちに肺炎で亡くし、二月の寒さゆえ綿入れの小花模様の元禄袖を着せて葬ったのであった。二日目、弟は不帰の人となった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・昭和)
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壮瞥町の伝承
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