馬舎に響いたバケツの音と病農夫の夢
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どんな伝承か
大正七年の秋、盛岡市に住んでいた著者は、高等農林学校の農場で働く農夫甲にこの種の現象があったと聞き、さっそく出向いて本人から直接聞いた。ある夜、甲が勤務として馬舎の中の自分の番所で寝ていると、馬の寝ている所で突然バケツを転覆したような音が聞こえた。目を覚まし、飼料のバケツを馬が倒したのだろうと思って眺めたが、馬は安らかに眠っていた。二、三日して、同じ学校で働き病気で臥せっていた農夫乙の家へ見舞いに行くと、家人が、病人が眠りから覚めて、今学校の馬舎へバケツを届けてきたと言ったと話した。甲は夜中の幻聴がそれだったと感じ、乙は数日後に死んだ。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊学講義(変態心理学講義録)(日本変態心理学会・心霊学・変態心理学・大正〜昭和(戦前))
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盛岡市の伝承
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