越後弁で御免なさいと呼ぶ声
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どんな伝承か
大正八年十二月、盛岡のS夫人の例である。越後柏崎町に住む知人K夫人の突然の死去を告げる電報は、四日午後一時発の日付で同じ夜の七時に届いた。あまりに突然で人違いではないかと夫人は思った。同じ日の朝、夫人は鼠が廊下を騒ぐ音で目を覚まし、子息の部屋と仏壇のある部屋の中間あたりで『御免なさい』という女の声を二声聞き、下女を起こして誰か訪れていると言った。硝子戸越しに庭を窺っても夜はまだ暗く誰もいない。時計は午前四時少し前だった。それは越後弁の声で、盛岡弁なら『御頼み申します』と言うところだという。後の手紙では、K夫人は三日夕刻に発病し一時間ほどで息を引き取っていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊学講義(変態心理学講義録)(日本変態心理学会・心霊学・変態心理学・大正〜昭和(戦前))
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盛岡市の伝承
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