湯地丈雄の元寇記念碑
どんな伝承か
元寇(蒙古襲来)を題材にした油絵や幻燈スライドを携え全国を巡回し、神風の勝利を涙ながらに説いた憂国の志士湯地丈雄は、熊本出身で一時福岡の鳥飼に住んでいた。福岡の千代の松原に元寇記念碑を建てたのち、息子と二人でレコードの吹き込みという当時最先端の仕事に転じ、蠟管式の手作り録音機で乃木大将や東郷元帥の肉声盤をこしらえた。貧しい暮らしの中、元寇記念碑の建立にほぼ一生を捧げた人物だったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私の心霊術(長田幹彦・1955年(昭和30年))
『私の心霊術』は、長田幹彦が昭和三十年に著した心霊研究の随筆集である。死後に残る霊や地獄・極楽をめぐる考えを述べ、熊本の家系や安達謙蔵との交わり、東京放送局の文芸顧問だったころの回想、霊友会など戦後の新興宗教への批判、前著『霊界』への反響と自らの信仰を語る。「心霊科学の来世観」「霊界の構造」「ぼくの信仰」などの章からなり、末章「ある霊媒の生態」では霊媒服部との実験とそのトリックの顛末を描く。