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江ノ脇の塚穴にすむ熊太郎

所在地徳島県美馬郡つるぎ町貞光江ノ脇
年代近世〜近代
登場狸熊太郎、次郎吉、子の狸(原典L595)
出典阿波の狸の話

どんな伝承か

美馬郡貞光町大字太田の字江ノ脇にある塚穴の中に棲んでいるという狸で、熊太郎と呼ばれる。同じ塚穴には熊太郎の子だという次郎吉も棲むとされる。太田には他にも、熊野神社の境内に棲み熊野さんのお使だという六兵衛、その背後の藪の中にいる與々右衛門、立石神社の裏手に棲み附近の狸の頭として恐れられる七蔵、江ノ脇の薬師堂の境内に棲む女狸のお七などが伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

阿波の狸の話(笠井)

『阿波の狸の話』は、脇町の笠井という著者が、阿波国の各地に伝わる狸の話を集めて書いた本である。狸同士の化かし合い、狸使い、狸憑き、狸医者、狸を祀る祠などを題ごとに分け、郡村名や人名を挙げて、明治・大正の狸憑きの実話やお六つ大明神の信仰の様子も記す。後半に余材追録と、著者が萬福寺で狸に憑かれる人や住職と問答した記録を置き、巻末の「阿波名狸録」で名のある狸を徳島市と各郡の部に分けて並べる。

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