腹の子が父に告げた山婆の惨劇
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
『聽耳草紙』は、懐妊して腹の大きい女房を山婆が取って食べてしまった話も伝えている。帰宅した亭主は、留守居のはずの女房がいないのを不思議に思いながら火を焚きつけ、火を吹いていると、テデなやアと言って足をテラリとこするものがあった。あたりを見まわすと、赤子の左手が肘からもげて転がっている。血がついているのでさてはと思い、寝床へ行ってみると、女房は食われてそこらじゅう血だらけであった。血痕の跡をたどって行くと、床の間の棚の上に山婆が上がっていて、口にはべったり血を塗っていた。亭主はいきなり木割りでその山婆を斬り殺した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の幽霊たち ― 怨念の系譜(阿部正路・幽霊・文学史・昭和)
種別から探す
遠野市の伝承
広告枠(AdSense)