トップ > 山梨県の伝承 > 甲府市

生首や馬骨まで降った甲府の後半期

所在地山梨県甲府市
年代慶応3年(1867)11月
登場市中の人々
出典ええじゃないか

どんな伝承か

甲府の町では、二十六日に三日町の万吉店へ道了権現の金印札が降ったのを皮切りに、片羽町や下一条町、八日町、柳町など各町へ降札が広がった。甲斐で降ったものは伊勢皇太神宮のお祓や札が最も多く、大黒天や金毘羅、不動明王が続くが、地元の御嶽神社や金桜神社の札は見られず、通り過ぎていく流行という色合いが濃かった。やがて降り物には、七、八歳の男児や十七、八の娘、馬の骨、さらには生首や腕までが混じるようになり、後半期の甲斐に殺伐とした印象を残している。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか(高木俊輔)

『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。

種別から探す

生首尊像

甲府市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『ええじゃないか』の伝承