島一透が当てた博士の出世
どんな伝承か
島一透は国民英学会の主幹磯辺弥一郎をも見たという。また、平素病身であった某博士について、その両親が長女を嫁にやってよいものかと大いに迷い、博士の健康の将来を見てもらったところ、島は「大丈夫、身体は年と共に達者になる」と予言した。それがまったく的中して、その人物は今日、博士として錚々たる名を成すに至っている。すべてこの調子であって、もしこの男が生存していれば斯学界の好資料であったろうにと、著者は惜しんでいる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊哲学の現状(高橋五郎・1919年(大正8年))
『心霊哲学の現状』は、高橋五郎が大正八年に著した心霊研究の概説書である。英国のロッジが戦死した子レイモンドの霊と交わした冥界通信をはじめ、欧米の交霊術と霊媒の実例を訳して紹介し、日本の催眠術と千里眼の流行、御船千鶴子・長尾郁子の事件、霊光や念写までを論じる。篇と章に分け、心霊哲学とキリスト教、クリスチャン・サイエンス、淘宮術との関係や、太霊道など国内の霊術諸派も取り上げ、ところどころに評註を添える。