三日月の写真に写った尾の離れた光体
どんな伝承か
昭和四十二年二月十三日の夕方、東京都葛飾区立石の自宅で天体望遠鏡を使って三日月を撮っていた佐久間幸雄は、十七時五十八分に写した一枚に奇妙なものが写っているのに気づいた。月の右上を、尾を引いた楕円形の光体が飛んでいたのである。変わっているのは、ふつう本体にくっついているはずの尾が本体から少し離れていたことだった。原典は、宇宙船ジェミニ4号の飛行士が軌道上で見て撮影した謎の光体に似た例としてこれを挙げ、撮影者自身は光体を目で見ていないと記している。
原典より
昭和三十二年六月八日、午後九時五十分ごろ、福岡市大浜本町街頭で高校教員と夫人および妹さんが怪光体を目撃し、これを撮影した。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。