空で三度円を描き色を変えた二つの光
どんな伝承か
横浜市金沢区の木村清が寄せた体験談である。大学の入試を終えた木村は、一晩中星を見ようと夜十時から朝四時まで起きていた。一九七〇年三月二十九日の三時二十一分、南の空を東へ進む物体を見つけ、人工衛星のパジオスだと思って眺めていた。ふと北を見るとマイナス二等の別の物体があり、雑誌の予報では南へ向かうのがパジオスとあったので、こちらを目で追った。すると東からもう一つ物体が現れ、二つは空で三回ほど円を描いてから、白や黄から赤、そして青へと色を変え、あっという間に視界から消えた。形は分からず、音もなかったという。
原典より
UFOは無音で飛行するものと一般的に考えられているが、目撃の際に、しばしば大容量のトランス(変圧器)が発するようなブンブンという音が聞かれるということが、かなりの数の目撃例から裏付けられる。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。