隣家の屋根の上に降りた金属光の物体
どんな伝承か
昭和三十二年一月十七日午前十時四十七分ごろ、横浜市磯子区浜の自宅中庭で靴をはいていた海外航空誌通信員の松村雄亮は、あたりが突然キラキラ光り、黒い影が頭上を横切るのを見た。顔を上げると、金属的な光を放つ物体が東隣の家の屋根の上へ、高空から機体を傾けて降下し滞空していた。松村は肩に掛けていたカメラで夢中で三枚撮影し、うち一枚に物体が写った。物体は一、二分の間ゆるやかに旋回した後、七〇度の急角度で南東へ超スピードで上昇して消えた。直径は推定六から九メートルで、周辺部に線状のものがあったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。