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お水取りで幼児にかぶせるダッタン帽

所在地奈良県奈良市(東大寺二月堂)
年代3月お水取り
登場幼児
出典現代の迷信

どんな伝承か

奈良の東大寺二月堂のお水取りは全国に知られた行事だが、奈良の近在では、三月のお水取りの折にダッタン帽と呼ばれる帽子を幼い子の頭にかぶせてもらうと丈夫に育つという習わしが今も続いているという。著者は、奈良の近くで育った読者は両親にダッタン帽のことを尋ねてみるとよいと呼びかけ、子の健やかな成長を願って親が施してきた呪術的な習俗の一例として紹介している。

原典より

二月堂では、三月のお水取りのときに、このダッタン帽子を幼児の頭にかぶせてもらうと、丈夫に育つという習俗がいまもおこなわれている。—— 現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

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