トップ岩手県の伝承岩泉町

梁場で刀の疵を言い当てた声

所在地岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉
年代大正・昭和(採集)
登場佐々木喜善、右源太、体験者
出典佐々木喜善全集 1
広告枠(AdSense)

どんな伝承か

タラギの右源太という人が、下岩泉の下のカゲに鱒梁をかけ、毎夜見回りに出ていた。ある夜、ソウジボナイという沢の方から行燈に似た光り物が現れ、一間ばかり先をゆらゆらと飛んで足元を照らし、梁場へ下りる道に入ると速まって消えた。次の晩から先祖伝来の銘刀を差して行くと、夜更けに向かいの山からホイホイと呼ぶ声がし、やがて、銘はあるにはあるが手の内三寸に疵があると三度叫んだ。帰って刀を検めると、鍔際三寸ほどの所に刃こぼれがあった。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

種別から探す

呼び声佐々木喜善全集1聴耳草紙光り物名刀

岩泉町の伝承

広告枠(AdSense)

同じ種別の伝承

同じ文献『佐々木喜善全集 1』の伝承