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隣家へ移った菊池家の座敷童子

所在地岩手県遠野市松崎町松崎海上
年代大正八年九月聞書
登場諏訪、家の人々、報告者
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

松崎村字海上の菊池某という家には、昔からザシキワラシがいるという噂があった。実際、夜などは座敷で子供の歩くような小さな足音がしたものである。ところがこの家がだんだん傾きかけて来ると、そのワラシは隣家の喜七という家へ移り、今ではそこにいるという。同地西教寺の諏訪が、大正八年九月十八日に土淵小学校で著者に語った話である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年))

『佐々木喜善全集 1』は、佐々木喜善の著作を遠野市立博物館が編集・発行し、昭和六十一年に刊行した全集の第一巻である。岩手県の遠野・江刺・紫波・岩手などで聞き集めたザシキワラシの話、昔話、伝説を、村の古老や知友からの聞き書きと手紙による報告をもとに収める。「奥州のザシキワラシの話」「江刺郡昔話」「紫波郡昔話」「東奥異聞」「老媼夜譚」「聴耳草紙」に小篇を加えて並べ、巻末に遠野市教育長の跋と奥付を置く。

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