畠山家の物を投げる座敷童子
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どんな伝承か
紫波郡佐比内村の山の中に畠山厳という旧家がある。有福な暮らしの家で、昔からザシキワラシがいるとの言い伝えがあった。出る場所は定まっていないが、夜に床の間の前で寝ると必ずうなされたり、くすぐられて笑わされたりする。ある時この家の祖母が仏壇の前でザシキワラシを見たが、顔が赤く猿のようであったという。繋いだ馬を解き放ったり、天井から茶碗や椀を投げ落としたり、庖丁が飛んで来たり、雨の日に戸締りをしていたのに庭の石を家の中に投げ込んだりしたこともある。そんな事があってから、その家は間もなく焼けた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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紫波町の伝承
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