古屋の漏を恐れて唐へ渡る虎
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どんな伝承か
野原の中の一軒家に爺と婆と娘が住んでいた。大雨の降る夜、山の虎が何か食う物はないかとのそりのそりやって来た。ちょうどそのとき爺が、それそれ古屋の漏が来た、そらまた来たと言った。家が古いために雨が漏ると言ったのである。娘が古屋の漏はそんなに怖いものかと尋ねると、爺は古屋の漏が一番怖い、狼よりも山の虎よりも怖いと答えた。それを聞いた虎は、古屋のモリというものは俺より強い物だ、日本にこうしてはいられないと言って唐へ渡ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))
『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。
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釜石市の伝承
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