同年齢の近所の人が亡くなると
どんな伝承か
佐倉市内で何度か採録された俗信だという。自分と同じ年齢の人が近所で亡くなると、その年齢の数だけ団子を作り、その一つを耳に当てて『いいことを聴け、悪いことは聴くな』と三度唱え、家の近くの三叉路に埋めた。これをみみふたぎ団子といい、残った団子はなるべく多くの人に食べてもらったという。良い言葉にも悪い言葉にも霊力があって人に作用すると考えられていたためで、祈りの言葉も呪いの言葉も繰り返し唱えるのはそのためだと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。