旋風(つむじかぜ)には鎌を持つ鎌鼬がいて恐れられ
どんな伝承か
佐倉では旋風をつむじかぜと呼び、その中には鎌を持った鎌鼬がいて恐れられていたという。つむじかぜが近づくと、動物を追うように足をどんどんと踏み鳴らし、しっしっと声を出し手を叩きながら、ほしいほしいと言って追い払った。鎌鼬に切られると鎌の形に深く裂けるが、まるで何かが血を吸い取るように、出血はほとんどないと言い伝えられている。急な旋風による思わぬ傷を、鎌を持つ妖怪の仕業として説いた俗信である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。