旅人に変装した水戸の敗残兵が岩富の店で追討兵三人に見つかり斬…
どんな伝承か
明治元年十月十日、岩富の太兵衛の店に一人の旅人が立ち寄り冷酒を飲んでいたところ、三人の追討の武士に見つかり斬り合いとなった。旅人は水戸藩の敗残兵で、揚木一本で応戦したが敵わず討ち取られ、首を刎ねられた。首のない死体は翌日柳沢原に埋められ、名前は半部平義中と記されていたという。今、西林の大塚にはこの義中の墓碑があり、風邪の神様として参詣する者が多いという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。