直八さんの山を走る狐の嫁入りの火
どんな伝承か
小竹の直八さんの山では、天気の変わり目になると山の上によく火が見えたという。そのうちに木のてっぺんにも火がともり、五つも六つもの火がトットトットと駆けるように走り回った。土地の人々は、これこそ狐の嫁入りに違いないと語り合ったという。
原典より
また、小竹の直八さんの山の上に、天気の変りめによく火が見えた。—— 佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史)
『佐倉市史 民俗編――伝説・怪異』は、千葉県佐倉市の市史の民俗編のうち、第七章「民俗知識」と第八章「口承文芸」の伝説の節である。市内で採録した吉凶の予兆やまじない、民間薬、天気の言い伝えと、狐や狸の化かし、デーダラボーの足跡、岩富の首なし塚、天狗、狐火、印旛沼のカワボタルなどの伝説を収める。伝説は文化財保護委員会の分類に倣って自然伝説・歴史的伝説・信仰伝説に分け、終わりに村々の禁忌を置く。