阿弥陀様が移り給うた水田であるため堆肥を入れてはならず
どんな伝承か
臼井城中から失火して円応寺が類焼したとき、安置されていた運慶作の阿弥陀が自ら田の中へ飛び出て難を免れたと伝え、その田を長慶谷津の阿弥陀田という。阿弥陀様の移り給うた所であるから、その水田には堆肥などを一切入れてはならないのである。もし入れれば稲が実らないだけでなく、作人は狂い死ぬという。これも神仏の御座所を穢さないようにという心が生み出した集落のタブーの一つである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。