イボが落ちる宝篋印塔の溜まり水
どんな伝承か
北房町の小殿の西の山の頂に宝篋印塔が立っている。その石の窪みに溜まった水をイボにつけると、イボが落ちるといわれていた。今でもその御陰を受ける人があるという。同じように、赤茂の英賀廃寺の五重の塔の心礎の穴に溜まった水も、イボにつけるとそれが落ちると言い伝えられていた。ただしその心礎の石は、今は京都の某家の庭におさまっているという。
原典より
その石の窪みに溜った水をイボにつけるとイボが落ちるといわれていた。—— 北房町史 民俗編 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北房町史 民俗編
『北房町史 民俗編』は、北房町の町史民俗編のうち、第十二章「伝説と昔話」の第一節「伝説」を収めたものである。上水田・菅野・中津井・宮地など町内の在所に伝わる、郡様の腰掛岩、菅野の七人みさき、八天狗の火消し、駒繋ぎの絵馬、長力牛之介の伝説、犬塚、断頭様、姥捨山、盗人が迫などの話を載せる。岩・泉・塔・社・地名ごとに見出しを立て、その場所と由来の言い伝えを短く記す。