戦死者を出さなかった金井の八幡神社
どんな伝承か
金井の新田には、いくさの神とされる八幡神社がある。戦争で召集を受けた者が出ると、人々はこの神社に武運長久を祈った。そのおかげか、明治以来たびたびの戦争に出征した者のうち、戦死した者は一人もいなかったという。太平洋戦争でも最後の帰還者が戻ってきたので、盛大な祭りを催した。
原典より
そのため明治以来、度々の戦争があって出征したが、戦死者は一人も出なかった。—— 坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌)
『坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説』は、長野県坂城町の町誌上巻(自然編・民俗編)から、民俗編の数章を抜き出したものである。祟る所や神罰、ヒトダマ・狐火などの怪異、魔除け、植物の禁忌といった俗信を地区ごとの事例として番号を付けて並べ、続いて甘利さま、天田長者とほうず池、苅屋原の七不思議、貉和尚、夜泣き石など三十余りの伝説を収める。伝説の章は調査員の調査をもとに、以前の調査記録も二、三篇併せて載せる。