寺の前を漂う青光りの玉
どんな伝承か
昭和六、七年ごろの夏の夜更け、上五明で寺の前を通りかかった人が、道の上を小田原提灯ほどの大きさの青く光る玉が動いているのを見た。玉はしばらくすると消えた。成年に達する前にヒトダマを見ると、長生きできないといわれている。
原典より
夏の夜遅く、お寺の前を通りかかると、道の上を、小田原提灯大の青光りする玉が動いているのを見た。—— 坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌)
『坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説』は、長野県坂城町の町誌上巻(自然編・民俗編)から、民俗編の数章を抜き出したものである。祟る所や神罰、ヒトダマ・狐火などの怪異、魔除け、植物の禁忌といった俗信を地区ごとの事例として番号を付けて並べ、続いて甘利さま、天田長者とほうず池、苅屋原の七不思議、貉和尚、夜泣き石など三十余りの伝説を収める。伝説の章は調査員の調査をもとに、以前の調査記録も二、三篇併せて載せる。