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出て行った座敷童子と家の没落

所在地岩手県下閉伊郡岩泉町
年代伝承
登場座敷童子、各家の人
出典宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪

どんな伝承か

宮古市西町のアパートを借りていた看護婦は、岩泉の出だった。その父親が、岩泉の実家で座敷童子を見たことがあるという。背丈は七〇センチほど、かすりの着物を着てござを背負った坊主頭の男の子で、ちょうど家から出てゆくところだった。それから間もなく、その家は火事に遭って没落してしまったという。座敷童子は出る家が栄え、いなくなると家が傾くと言い伝えられ、当地ではスマコワラシ、スマッコワラシとも呼ぶ。スマッコとは部屋の奥の隅を指す言葉だという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪(宮古市(編)・宮古市史)

『宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪』は、宮古市の市史のうち、民俗編上巻の第四節「民間宗教者」と第五節「民間医療と俗信」を収めたものである。南部藩の宗門帳などの古文書から閉伊郡の山伏・神子・瞽女と里修験の成り立ちをたどり、イタコ・カミツキと呼ばれる巫女の系統、新宗教、民間薬、予兆・占い・まじない・禁忌を述べる。俗信の末尾には座敷童子・カッパ・キツネ・モウコ(幽霊)・オシラサマなどの話を、地区名を添えて箇条で並べる。

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