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火葬の遺体から脳と肝を取り売った男

所在地岩手県盛岡市
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典迷信の研究

どんな伝承か

盛岡で、六十三歳の男が火葬を引き受けた遺体から脳や肝臓を抜き取っていた。男はそれを、ハンセン病や肺病、脳の病に効く薬だと称して売っていたという。人の臓器が病を治すという迷信から起きた、死体を損なう事件の例として挙げられている。

原典より

火葬を頼まれたる死體より脳漿、肝臓を取り、癩毒、肺病、脳病等を治する薬として賣る。—— 迷信の研究(富士川游(監修)・富士川游・医学史/迷信研究・1932年(昭和7年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

迷信の研究(富士川游(監修)・富士川游・医学史/迷信研究・1932年(昭和7年))

『迷信の研究』は、富士川游が東京の中山文化研究所で監修し、昭和七年二月の緒言を付して世に出した迷信の解説書である。迷信を思考の錯誤ととらえ、その発生の由来を説いたうえで、身体・精神・疾病・妊娠と出産・育児・禁厭・相法・卜占・天文と暦・犯罪・宗教の欄ごとに迷信の事例を挙げ、科学的な説明を加える。同研究所の展覧会に使った説明のポスターをもとに簡潔にまとめ、巻末の奥書に参照した独逸と日本の文献を掲げる。

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